世界大百科事典(旧版)内の日本三名菓の言及
【落雁】より
…材料によって麦落雁,豆落雁などと呼ぶが,みじん粉を用いるものは成形,着色ともに容易なため,さまざまな形を彫刻した木型を用いて美しいものがつくられ,江戸時代の木型や型帳を今も伝存する店もある。俗に金沢の〈長生殿〉,新潟県長岡の〈越の雪〉,松江の〈山川〉などを日本三名菓と呼ぶが,これらはいずれも落雁の類である。ただし,〈越の雪〉や〈山川〉は彫刻した木型を用いず,箱状の木枠に詰めて押し固めるので,現在は押物(おしもの)と呼んで落雁と区別している。…
※「日本三名菓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」