日本住血吸虫病(読み)にほんじゅうけつきゅうちゅうびょう

精選版 日本国語大辞典 「日本住血吸虫病」の意味・読み・例文・類語

にほんじゅうけつきゅうちゅう‐びょう ニホンヂュウケツキフチュウビャウ【日本住血吸虫病】

〘名〙 日本住血吸虫が門脈系に寄生するために起こる病気。感染して約一か月後、食欲不振や頭痛が起こり、ついで寒気がして三八~四〇度の高熱が出る。赤痢のような下痢腹痛を起こし、血便が出るようになり、慢性期に移行すると、肝臓脾臓がはれ、腹部が膨隆する。かつて広島山梨佐賀の各県などに多くみられた。ミヤイリガイ中間宿主として、経皮感染する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android