日本信託銀行(読み)にほんしんたくぎんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本信託銀行」の意味・わかりやすい解説

日本信託銀行
にほんしんたくぎんこう

信託銀行。 1927年京都で川崎信託として設立。 37年本店を東京へ移転,47年日本信託と改称。 48年日本信託銀行に社名変更,同時に普通銀行業務を開始。戦後復興の波に乗って着実に発展し,56年銀行主業に踏切り業務を拡大したが,65年頃から自由化の影響により金融機関の体質強化が要求されるようになって信託業務に積極化をはかり,74年に信託主業に移行した。しかし不動産関連の業務を拡大したことが裏目となって経営難に陥り,94年 10月三菱銀行が第三者割当増資を引受ける形で 50%をこえる株式を取得。 2001年三菱信託銀行合併

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