第三者機関として専門医の育成・認定・評価を担う一般社団法人。厚生労働省「専門医の在(あ)り方に関する検討会」が、新たな専門医制度をつくるためには第三者機関の設置が必要であるとする報告を提示したことを受けて、2014年(平成26)5月に発足した。日本医師会、日本医学会連合、全国医学部長病院長会議、四病院団体協議会、日本がん治療認定医機構、および各診療科別の学会などで構成される。これに伴い日本専門医制評価・認定機構は解散することになった。良質かつ適切な医療を提供するために、国民に広く認知される専門医制度の確立を目ざし、専門医の育成・認定およびその生涯教育、研修プログラムの策定などを担う。同機構が認定する「専門医」とは、各診療領域において適切な教育を受け、十分な知識・経験をもち、患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師と定義されている。こうした専門医のなかで、基本領域の総合的な診療能力をもち診療に携わる専門医を、同機構では「総合診療専門医」として、その養成を推進している。
[編集部]
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