日用・日傭(読み)ひよう

精選版 日本国語大辞典 「日用・日傭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐よう【日用・日傭】

〘名〙
※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)陳勝項籍第一「傭耕とは人にやとはれて賃を取てひやうの様につかわれて耕するぞ」
※政談(1727頃)二「此七八十年以前迄は日傭を雇て普請する事はなき也」
日雇いの賃金。日用銭。日用賃。
※仮名草子・可笑記(1642)五「傅説(ふえつ)といふ大賢人は、日用をとり堤をつく、人足の中よりたづね出されて」
③ 江戸時代、日用座の支配下にあって、日用札交付を受けて日雇稼ぎをする者。鳶口車力・米舂・軽籠持などの類。
④ 林業地帯において小屋掛け・山出し・管流(くだなが)しなどの運材労働に従事する人夫の総称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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