日目(読み)ひのめ

精選版 日本国語大辞典 「日目」の意味・読み・例文・類語

ひ‐の‐め【日目】

  1. 〘 名詞 〙 日の光。太陽光線
    1. [初出の実例]「渡会(わたらひ)の 斎の宮ゆ 神風に い吹き惑はし 天雲を 日之目(ひのめ)も見せず 常闇に 覆ひ給ひて」(出典:万葉集(8C後)二・一九九)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日目」の解説

日目 にちもく

1260-1333 鎌倉時代の僧。
文応元年4月28日生まれ。日蓮宗日興に師事し,日蓮につかえる。日蓮の死後,陸奥(むつ)(宮城県)に布教し,本源寺,妙教寺などをひらく。のち駿河(するが)(静岡県)富士大石寺をひらいた日興にしたがい,同寺2世となった。正慶(しょうきょう)2=元弘(げんこう)3年11月15日死去。74歳。伊豆(いず)田方郡(静岡県)出身俗姓新田。号は蓮蔵房。

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367日誕生日大事典 「日目」の解説

日目 (にちもく)

生年月日:1260年4月28日
鎌倉時代後期の日蓮宗の僧
1333年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の日目の言及

【大石寺】より

…大石寺はこの本門寺とともに,日興門流(富士門流)の二大拠点の一つ。 日興は1333年(元弘3)大石寺を日目に,本門寺を日代に譲り,没した。同年,日目は日興の遺命に従い,日蓮の法門を天皇に上奏すべく,大石寺の留守を日道に託して出立したが,上洛途上で没した。…

※「日目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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