日野郡史(読み)ひのぐんし

日本歴史地名大系 「日野郡史」の解説

日野郡史
ひのぐんし

二冊 古橋幸吉編 日野郡自治協会 大正一五年刊 昭和四七年復刻

解説 明治四四年郡教育会の郡に対する建議に端を発し、大正二年調査委員坪倉鹿太郎の任命によって編纂が開始された。同氏による「日野郡野史」の上梓はその調査活動の副産物である。大正八年八月から郡視学山本徳蔵、内藤岩雄・池田茂一郎・宇田清隆・山田和一らの委員により進められた編纂事業は、同一二年の郡制廃止により自治協会に移った。「述べて作らず」の編集方針により原史料紹介が多いのが特色で、現在散逸してしまった史資料を多く含む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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