日蓮(読み)にちれん

旺文社日本史事典 三訂版 「日蓮」の解説

日蓮
にちれん

1222〜82
鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖
安房 (あわ) 国(千葉県)に生まれ,比叡山・奈良・高野山など旧仏教寺院に遊学修行し,1253年法華宗を開く。その立場は『法華経』の題目を唱えることによってのみ救われるとし,盛んに他宗攻撃を行い,迫害にも屈せず,『立正安国論』を幕府に献じ,国難を予言したので伊豆佐渡に流された。のち許されて,甲斐身延 (みのぶ) 山にこもり,武蔵の池上(現東京都大田区)で没した。ほかに『開目鈔』『観心本尊鈔』などの著書がある。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android