旧犬上郡地区(読み)いぬかみぐんちく

日本歴史地名大系 「旧犬上郡地区」の解説

旧犬上郡地区
いぬかみぐんちく

彦根市のほぼ中央部、北は旧松原まつばら内湖から南は荒神こうじん山・宇曾うそ川に至る地域を占め大部分は平地。北部に旧彦根城下を含み、その南端を流れるせり川と犬上川に挟まれた地域は市街地化が進んでいるが、犬上川と宇曾川の間は水田地帯である。江戸時代には城下をのぞき六〇村があったが(全村彦根藩領)、明治初年の合併で四九村となり、同二二年(一八八九)の町村制施行で北青柳きたあおやぎ村・青波あおなみ村・千本ちもと村・高宮たかみや村・磯田いそだ村・福満ふくみつ村・南青柳村・川瀬かわせ村・日夏ひなつ村・安永やすなが村の一〇村に統合された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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