早み・速み(読み)はやみ

精選版 日本国語大辞典 「早み・速み」の意味・読み・例文・類語

はや‐み【早み・速み】

(形容詞「はやい」の語幹に「み」の付いたもの。→)
① 早いので。早いために。
万葉(8C後)二・一三六「青駒足掻を速(はやみ)雲居にそ妹があたりを過ぎて来にける」
古今(905‐914)恋五・七八五「ゆきかへりそらにのみしてふる事はわがゐる山のかぜはやみなり〈在原業平〉」
② 激しいので。
※万葉(8C後)一一・二六一六「奥山真木板戸音速(はやみ)妹があたりの霜の上に寝ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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