早上(読み)はやあがり

精選版 日本国語大辞典 「早上」の意味・読み・例文・類語

はや‐あがり【早上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仕事などを、いつもより、あるいは、他より早く切り上げること。転じて、あまり良くはなくても、早く結果を出してしまうこと。
    1. [初出の実例]「結婚後一二年で直ぐ出来るやうな、極安手(ごくやすで)な早上(ハヤアガ)りは別として、少し遅い子供は」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉十三年目)
  3. マージャンなどで、高い手ができるのを待たないで、安くても早くあがってしまうこと。
  4. 小学校へ、数え年七歳で入学すること。早生まれの子の入学を、遅生まれの子の入学に対していうこともある。

さ‐のぼり【早上】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さ」は接頭語 ) 田植え終了後の祝い。また、その祝日。さなぶり。⇔さおり(早降)。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「田うゑはてたるをば、さのほりと云」(出典:八雲御抄(1242頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android