敵等(読み)てきら

精選版 日本国語大辞典 「敵等」の意味・読み・例文・類語

てき‐ら【敵等・的等】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「ら」は接尾語 ) 「てき(敵)[ 二 ]」を、さらにさげすんだ気持を込めたいい方。
  2. 他称。話し手相手以外の人をさしていう。あいつら。
    1. [初出の実例]「玉といふたら的等(テキラ)じゃ。何じゃろとマア、鉄串(かなぐし)にさして焼(やく)じゃ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)
  3. 対称。相手をさしていう。おまえら。
    1. [初出の実例]「とても敵等(テキラ)は、よふ買やしよまい」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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