早蒔(読み)はやまき

精選版 日本国語大辞典 「早蒔」の意味・読み・例文・類語

はや‐まき【早蒔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 作物の種を普通の時期より早く蒔くこと。
    1. [初出の実例]「子供のある家ではよく庭の隅なぞへ早蒔をする」(出典:少年行(1907)〈中村星湖〉七)
  3. 物事都合よく運ぶために、早めに対策をとること。
    1. [初出の実例]「去年サンタ・クラウスを取逃がしてゐるから、今年は未だ少々早蒔(ハヤマキ)だけれど、警戒をさをさ怠りなしといふ所だ」(出典:続いたづら小僧日記(1909)〈佐々木邦訳〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android