明かし兼ねる(読み)あかしかねる

精選版 日本国語大辞典 「明かし兼ねる」の意味・読み・例文・類語

あかし‐か・ねる【明兼】

  1. 〘 他動詞 ナ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]あかしか・ぬ 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙 一夜を過ごすことができない。
    1. [初出の実例]「霍公鳥(ほととぎす)来鳴く五月短夜もひとりしぬれば明不得(あかしかねつ)も」(出典万葉集(8C後)一〇・一九八一)
    2. 「ちかくてもみぬまもおほくありしかどなど春の夜をあかしかねつる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android