明和改正謡本(読み)めいわかいせいうたいほん

世界大百科事典(旧版)内の明和改正謡本の言及

【観世元章】より

…一方で元章は篤学な考証家であり,父清親にならい家伝の世阿弥伝書を数多く書写し,さらに考証・注釈を加え,その一部を版行するほどであった。このような元章の識見と将軍の後援とによって行われたのが,いわゆる〈明和改正謡本〉の刊行である。田安宗武,賀茂真淵らの協力の下,65年(明和2)6月に幕府御用書肆出雲寺和泉掾より出版されたこの謡本は,古曲の復曲や新作を含む210曲のほか,《二百拾番謡目録》1冊,《九祝舞》1冊,《独吟》9冊から成る。…

※「明和改正謡本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android