明日葉・鹹草(読み)あしたば

精選版 日本国語大辞典 「明日葉・鹹草」の意味・読み・例文・類語

あした‐ば【明日葉・鹹草】

〘名〙 セリ科多年草。関東地方南部、伊豆七島紀伊半島の海岸地などに生える。高さ約一メートル。茎や葉を切ると薄黄色液汁がでる。葉は大形の羽状複葉で、小葉は卵形で縁に鋸歯(きょし)がある。秋、枝先に淡黄色の小さな花が多数集まって咲き、大きな半球形の花序となる。実は長さ約一センチメートルのやや扁平な長楕円形。若葉食用。非常に強壮で今日刈り取っても翌日は再び若葉が出るというところからいう。あしたぐさ。あした。あすな。はちじょうそう。〔大和本草批正(1810頃)〕

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