明星派(読み)ミョウジョウハ

デジタル大辞泉 「明星派」の意味・読み・例文・類語

みょうじょう‐は〔ミヤウジヤウ‐〕【明星派】

詩歌雑誌明星」によった詩人歌人一派芸術至上主義もとに、明治30年代の浪漫主義を代表した。→星菫せいきん

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精選版 日本国語大辞典 「明星派」の意味・読み・例文・類語

みょうじょう‐はミャウジャウ‥【明星派】

  1. 〘 名詞 〙 雑誌「明星」によった人々。恋愛至上主義的傾向の強い浪漫風の詩人・歌人の一派。→星菫(せいきん)派
    1. [初出の実例]「明星派文士は『君死に給ふ事勿れ』を辯護すべく」(出典:日本‐明治三八年(1905)二月二七日)

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旺文社日本史事典 三訂版 「明星派」の解説

明星派
みょうじょうは

明治後期,与謝野鉄幹主宰の新詩社機関誌『明星』(1900〜08)に拠った詩歌同人の呼称
華麗なロマン主義で詩歌界を風靡。主要同人に与謝野晶子高村光太郎石川啄木・北原白秋木下杢太郎 (もくたろう) らがいた。

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