明楽寺(読み)みようらくじ

日本歴史地名大系 「明楽寺」の解説

明楽寺
みようらくじ

[現在地名]木之本町木之本

宝樹山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。明楽寺由来・寺国法留記(寺蔵)によれば、明徳二年(一三九一)真敬が創建、もとは真言宗に属し、菩提心ぼだいしん院と称していたが、蓮如の北国下向の時に帰依し、真宗に改宗したという。真敬以降は真空・真海・道願・道玄と続き、六代西信のとき天正九年(一五八一)本願寺より下付された親鸞絵像の裏書には真敬坊と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android