春秋の争い(読み)しゅんじゅうのあらそい

精選版 日本国語大辞典 「春秋の争い」の意味・読み・例文・類語

しゅんじゅう【春秋】 の 争(あらそ)

  1. 春と秋の優劣を論議すること。「万葉‐一六・題詞」の「天皇詔内大臣藤原朝臣憐春山万花之艷秋山千葉之彩時 額田王以歌判之歌」とあることなどにはじまり、「拾遺和歌集‐雑下」の「春はただ花のひとへにさく許物のあはれは秋そまされる〈よみ人しらず〉」などの歌がよまれた。
    1. [初出の実例]「春秋のあらそひに、むかしより、秋に心よする人は、数まさりけるを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)野分)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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