春香山(読み)はるかやま

日本歴史地名大系 「春香山」の解説

春香山
はるかやま

小樽市と札幌市南区の境にある山。標高九〇六・九メートル。すぐ北に和宇尻わうしり(八五六メートル)、東に銭函ぜにばこ峠がある。七〇〇万―一千万年前の海底火山の噴出物を基盤に三八〇万年前の陸上性溶岩(フラットラーバ、安山岩質)からなる。戊辰戦争の際、榎本武揚の小隊が小樽方面にも進軍、同隊は石狩在勤参事の井上弥吉を捜索したが、弥吉は銭函から二里ほど奥の小屋に隠れていたというので(小樽市史)、当山周辺と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android