昼盗人(読み)ヒルヌスビト

デジタル大辞泉 「昼盗人」の意味・読み・例文・類語

ひる‐ぬすびと【昼盗人】

昼間、盗みをする者。
「こは―の入りにたるにこそありけれ」〈今昔二九・四〉
良民のような顔をして悪事を働く者。
「書き出し請けて済まさぬは…―に同じ」〈浮・胸算用・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昼盗人」の意味・読み・例文・類語

ひる‐ぬすびと【昼盗人】

〘名〙
① 昼間、盗みを働く者。
※今昔(1120頃か)二九「此は昼盗人の入にたるにこそ有けれと思て」
② 良民のような顔をして悪事を働く者。
浮世草子武道伝来記(1687)二「軍平腹立胸をすへかねて妙春をよひ立世の昼盗(ヒルヌス)人とはおのれが事なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android