時の杙(読み)トキノクイ

デジタル大辞泉 「時の杙」の意味・読み・例文・類語

とき‐の‐くい〔‐くひ〕【時の×杙】

時のふだを支えるための杙。
「―さす音など、いみじうをかし」〈・二九〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時の杙」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 の 杙(くい)

平安時代宮中清涼殿殿上の間の小庭に掲示した「時の簡(ふだ)」を支えるために立てた杙。
※枕(10C終)二九〇「時丑三つ、子四つなどはるかなるこゑにいひて、時のくひさすおとなど、いみじうをかし」

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