時を争う(読み)トキヲアラソウ

デジタル大辞泉 「時を争う」の意味・読み・例文・類語

ときあらそ・う

物事を、少しでも早く行おうとする。一刻を争う。「救急車は―・う患者のためにある」

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精選版 日本国語大辞典 「時を争う」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 を 争(あらそ)

  1. その時の至る早さを争う。先を争う。
    1. [初出の実例]「四時の花実時をあらそひ、砂の色も常ならず」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)一)
  2. ほんのわずかな時間問題になる。一刻を争う。
    1. [初出の実例]「時(トキ)をあらそふ程の病気にもあらず」(出典洒落本・鄰壁夜話(1780)生霊死人をうらむ)

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