デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「時任謙作」の解説 時任謙作 ときとう-けんさく 志賀直哉の小説「暗夜行路」の主人公。青年期になって自らが母と祖父との過失から生まれたことを知る。直子と結婚するが,留守中に直子が従兄の要と間違いをおこしたことを知らされる。気持ちを整理するために大山(だいせん)にのぼり,大山の自然を前にすべてをゆるす境地になる。小説は大正10年から「改造」に発表。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例