時務策(読み)ジムサク

デジタル大辞泉 「時務策」の意味・読み・例文・類語

じむ‐さく【時務策】

律令制で、進士しんしの登用試験の一。課題を与えて国政上の問題を論じさせたもの。時務。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時務策」の意味・読み・例文・類語

じむ‐さく【時務策】

〘名〙 課題に従って書かれる、高度の国政上の問題を論じる漢文体文章。令の規定では進士となるための試験でこれを二編求められるものとされたが、天平二年(七三〇)に廃された。じむのさく。じむのしゃく。時務。〔令義解(718)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android