時津(読み)とぎつ

改訂新版 世界大百科事典 「時津」の意味・わかりやすい解説

時津[町] (とぎつ)

長崎県中東部,西彼杵(にしそのぎ)郡の町。人口3万0110(2010)。西彼杵半島の付け根にあり,大村湾の最奥部に位置する。第2次大戦前まで約8割の世帯農業を営む純農村であったが,1964年ころから長崎市内の工場が主要道路沿いに進出して,現在は工業の町として発展し,大村湾の埋立地には工業団地が造成された。また長崎市への通勤圏内にあってベッドタウン化が急速に進み,1965年に9300人であった人口も倍増した。農地の工場用地や宅地への転用が進み,農業は観光農業が行われる程度である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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