時祭(読み)じさい

精選版 日本国語大辞典 「時祭」の意味・読み・例文・類語

じ‐さい【時祭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「四時祭」の略 ) 儒教に基づいて祖先などをまつる儀式春分夏至秋分冬至の四時をその祭日としたが、春分・秋分の二時だけ行なうこともあった。

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普及版 字通 「時祭」の読み・字形・画数・意味

【時祭】じさい

四季祭祀。〔左伝、昭四年〕夏、侯楚に如(ゆ)く。魯衞曹(ちゆ)、會せず。~は辭するに時祭を以てし、衞侯は辭するに疾(やまひ)を以てす。

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世界大百科事典(旧版)内の時祭の言及

【墓】より

…同じ山に一族の墓がある場合には,子孫の墓を先代の墓よりも上につくることはできないから,山腹の上から下に向かってあたかも族譜上の系譜関係が具現されるような観を呈する。 毎年一定の日(陰暦10月または3月)には墓所で時祭(時享祭)と呼ばれる墓祭が,5世代以上前の祖先に対して行われる。この祭祀は各個の家をはなれて,当該祖先の子孫全員の責任において,普通は門中の行事として行われ,門中の人々が墓地に集まって始祖から順に一つ一つの墓をまわって祭祀をする。…

※「時祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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