デジタル大辞泉 「晨星」の意味・読み・例文・類語 しん‐せい【×晨星】 1 明け方の空に残る星。2 《1がまばらであるところから》物事のまばらなこと、少ししかないことのたとえ。「本当に財産を拵えた人は、―寥々りょうりょうさ」〈鴎外・鼠坂〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「晨星」の意味・読み・例文・類語 しん‐せい【晨星】 〘 名詞 〙① 明け方、空に残って見える星。また、星が残って見える現象。[初出の実例]「安穏に持ち奉りて 晨星の北辰を廻るが如くにして 伽藍に久く仕へ給ふべく有ける」(出典:教化之文章色々(1053‐58頃)法成寺金堂修正始夜)[その他の文献]〔韋応物‐餞雍聿之詩〕② ( 明け方の空に星がまばらに残って見えるところから ) 物事のまばらなさまや、まれであることのたとえ。[初出の実例]「牢落素心軽二昼錦一、凋残故老歎二晨星一」(出典:山陽詩鈔(1833)八・到郷)③ 明けの星。金星。〔遠西観象図説(1823)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例