晴やか(読み)はれやか

精選版 日本国語大辞典 「晴やか」の意味・読み・例文・類語

はれ‐やか【晴やか】

〘形動〙 (「やか」は接尾語)
① 晴れわたっているさま。
※桜井基佐集(1509頃)夏「闇の夜もはれやかなれや垣ほなる卯花月のてるにまかせて」
② わだかまりがとれて心がはればれとして明るいさま。
浮世草子・新薄雪物語(1716)三「やがてはれやかになり候はば、御恨みもあるまじく存じ参らせ候」
③ すっきりしているさま。
堤中納言(11C中‐13C頃)虫めづる姫君「みにくくなどはあらで、いと様異に、あざやかに気高く、はれやかなるさまぞあたらしき」
④ にぎやかではなばなしいさま。はなやか。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「其夜は久しぶりで二階の灯も下の灯も曠(ハレヤ)かに」
はれやか‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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