晴天(読み)せいてん

精選版 日本国語大辞典 「晴天」の意味・読み・例文・類語

せい‐てん【晴天】

〘名〙 (「せいでん」とも) 晴れわたった空。また、よい天気青天
経国集(827)一三・重陽節得秋虹応製〈橘常主〉「晴天色爽弦文、碧水陰生橋勢長」
東関紀行(1242頃)柏原より株瀬川「秋の最中の晴天、清き川瀬にうつろひて」
※雑俳・柳多留‐七(1772)「晴天に持って通るはかりた傘」 〔杜牧‐春日茶山詩〕

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デジタル大辞泉 「晴天」の意味・読み・例文・類語

せい‐てん【晴天】

《古くは「せいでん」とも》晴れた空。よい天気。青天。「晴天に恵まれる」
[類語]晴れ日本晴れ快晴好天上天気炎天天気・天気晴朗五月晴れ梅雨晴れ秋晴れ晴れ間日照り油照り晴朗晴れやか晴れ晴れうららかうらうらのどか春風駘蕩しゅんぷうたいとう

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普及版 字通 「晴天」の読み・字形・画数・意味

【晴天】せいてん

晴れた空。唐・李白落日山中を憶ふ〕詩 雨後、烟景に 天、餘霞を散ず

字通「晴」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の晴天の言及

【天気】より

…晴は曇や雨降りに対する語である。雲が生じて太陽や月が覆われ,雨が降り出す状態は曇天,雨天というのに対し,晴天と表現している。晴は,また日和(ひより)ともいい,日和を見る日和見もある。…

※「晴天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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