智蔵(読み)ちぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「智蔵」の解説

智蔵 ちぞう

?-? 飛鳥(あすか)時代の僧。
福亮(ふくりょう)の子。斉明(さいめい)天皇の時代(655-661)に父とともに呉(中国)から来日。元興(がんごう)寺の恵灌(えかん)に三論をまなぶ。のち唐(とう)(中国)にわたり,三論宗の大成者吉蔵に師事。帰国後法隆寺でその教えをひろめた。天武天皇2年(673)僧正俗姓は熊凝(くまごり)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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