暇を明ける(読み)ひまをあける

精選版 日本国語大辞典 「暇を明ける」の意味・読み・例文・類語

ひま【暇】 を 明(あ)ける

ひまにする。忙しくないようにする。「うき世のひまをあける」の形で、死んでしまう意に用いる。
御伽草子唐糸草子(室町末)「いかなる淵瀬へも身を投げて、うき世のひまをあけん」
② 離縁する。
浮世草子世間胸算用(1692)二「物好過たる奥さまに迷惑いたす。さらりと隙(ヒマ)あけて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android