暗証の禅師(読み)アンショウノゼンジ

デジタル大辞泉 「暗証の禅師」の意味・読み・例文・類語

あんしょう‐の‐ぜんじ【暗証の禅師】

暗証2をもっぱらとする禅僧を、他宗からあざけってよぶ語。→文字もんじの法師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暗証の禅師」の意味・読み・例文・類語

あんしょう【暗証】 の 禅師(ぜんじ)

仏語教文理解研究を軽視し、もっぱら坐禅などの実践だけで悟るとした禅僧を、他宗の者があざけった言葉。暗禅の比丘(びく)
徒然草(1331頃)一九三「文字法師、暗証の禅師、互にはかりて、己に若かずと思へる、共に当らず」 〔摩訶止観‐五・上〕

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