曠夫(読み)こうふ

精選版 日本国語大辞典 「曠夫」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふ クヮウ‥【曠夫】

〘名〙 (「こうぶ」とも) 配偶者のない男。妻のない男。鰥(かん)
江戸繁昌記(1832‐36)二「隅に踞して盤を前にし、犢鼻を洗濯す、知る可し、曠夫(〈注〉ヒトリモノ)なること」 〔孟子‐梁恵王・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「曠夫」の読み・字形・画数・意味

【曠夫】こう(くわう)ふ

妻のない男。〔孟子、梁恵王下〕昔(むかし)大王、色を好み厥(そ)の妃を愛せり。~是の時に當りてや、怨女無く、外に曠夫無(なか)りき。王如(も)し色を好むも、百姓と之れを同(とも)にせば、王たるに於て何からん。

字通「曠」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android