曲突徙薪(読み)きょくとつししん

精選版 日本国語大辞典 「曲突徙薪」の意味・読み・例文・類語

きょくとつ‐ししん【曲突徙薪】

〘名〙 (「漢書‐霍光伝」の「曲突徙薪、亡恩沢」による) 煙突を曲げ、薪をわきへ移して、火災を予防すること。わざわいを未然に防ぐことのたとえ。→焦頭爛額(しょうとうらんがく)
※隣語大方(18C後)二「曲突徙薪に恩沢無、焦頭爛額上客為と申如、私は先々の事を考まして、万全の計を致てしんぜましたれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「曲突徙薪」の解説

曲突徙薪

煙突を曲げ、薪をわきへ移して、火災を予防すること。わざわいを未然に防ぐことのたとえ。

[解説] 「曲突」は煙突の出口を外へ曲げること、「徙薪」は薪を他方へ移すこと。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android