更科(読み)サラシナ

デジタル大辞泉 「更科」の意味・読み・例文・類語

さらしな【更科/更級】

長野県千曲市ちくまし南部地名姨捨山おばすてやま伝説や田毎たごとの月などで有名。また、上質のそば産地としても知られる。

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精選版 日本国語大辞典 「更科」の意味・読み・例文・類語

さらしな【更科・更級】

  1. [ 1 ] 長野県北部の旧郡名。現在の長野市南部、千曲市一帯にあたり、その地域名としても使われる。傾斜地には水田が階段状に並び、姨捨山(おばすてやま)のふもとなど「田毎(たごと)の月」として知られる月の名所が多い。また、ソバの産地としても有名。
    1. [初出の実例]「わが心なぐさめかねつさらしなやをばすて山にてる月をみて〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八七八)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙さらしなそば(更科蕎麦)」の略。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「更科」の解説

さらしな【更科】

①「更科そば」の略。⇒更科そば
東京の代表的なそば屋老舗屋号一つ。「永坂更科布屋太兵衛」(港区麻布十番に本店)、「総本家 更科堀井」(港区元麻布に本店)、「麻布永坂 更科本店」(港区麻布十番)などが知られる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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