書乱(読み)かきみだす

精選版 日本国語大辞典 「書乱」の意味・読み・例文・類語

かき‐みだ・す【書乱】

〘他サ四〙
① とりとめもなく乱雑に書く。書き散らす。
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「『我かしこにおぼしいづらんをさへ、思ひやるにいと消えぬべし』などかきみださせ給つる、見所ありぬべけれど」
② 書いてきたなくする。

かき‐みだ・る【書乱】

〘他ラ四〙 乱雑に書く。書きちらす。
※枕(10C終)二九四「巻目はこまごまとくぼみたるに、墨のいと黒う薄く、くだりせばに、裏表(うらうへ)かきみだりたるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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