書崩(読み)かきくずす

精選版 日本国語大辞典 「書崩」の意味・読み・例文・類語

かき‐くず・す ‥くづす【書崩】

〘他サ五(四)〙
字画を省略して書く。
草体に書く。
途中まで書きかけてまとまらなかったり書き損じたりする。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
※桐の花(1913)〈北原白秋〉植物園小品「硝子杯と皿と水さしと醋(す)ゆき林檎とを描(カ)きくづしたる古カンスの上に」

かき‐くずし ‥くづし【書崩】

〘名〙
① 字画を省略して書くこと。くずし。
② 草体に書くこと。
③ 書き損じて、無駄にしたもの。書き損じ。書きつぶし。反古(ほご)
千鳥(1906)〈鈴木三重吉〉「ちぎった書き崩しを拾って、くちゃくちゃに揉んだのを披(ひろ)げて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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