書落(読み)かきおとす

精選版 日本国語大辞典 「書落」の意味・読み・例文・類語

かき‐おと・す【書落】

〘他サ五(四)〙 書くことを省略する。また、不注意などで、書くべきことを抜かす。書きもらす。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「おとれる六人はいとよくかきおとして、すぐれたる一人をばいよいよかきまして」
三四郎(1908)〈夏目漱石〉六「おい一寸借せ。書(カ)き落(オト)した所がある」

かき‐おとし【書落】

〘名〙 不注意などで書くべきことを抜かすこと。また、その箇所
日本の土(1955)〈読売新聞社会部〉〝光秀〟も飛出す農協「なかったのは実際になかったのではなく、書記の書き落しだが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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