書院飾(読み)しょいんかざり

精選版 日本国語大辞典 「書院飾」の意味・読み・例文・類語

しょいん‐かざり ショヰン‥【書院飾】

〘名〙 書院造り広間茶道具を飾る方式足利義政同朋衆能阿彌が始め、その孫相阿彌によって完成されたという。床(とこ)には双幅か三幅の掛物を掛け、その前に香炉花瓶燭台を置き、違い棚には香合、その他の茶器を飾る。書院窓に面して机を据え、その上に文房具を置く。
南方録(17C後)書院「書院飾はいか程も品多候へども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報