曾爾庄(読み)そにのしよう

日本歴史地名大系 「曾爾庄」の解説

曾爾庄
そにのしよう

承平四年(九三四)一一月一九日の伊賀国夏見郷刀禰解案(光明寺古文書)に「伊勢太神宮所領地山河」の四至所在地名として「曾児」とあり、当時、曾爾は伊勢神宮領であったと思われる。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)応永一二年(一四〇五)の記録に「秋山左馬頭入道方」として「曾邇庄」がみえる。これによると、曾爾庄へは同年興福寺大乗院の支配が及び、現大宇陀町大字本郷ほんごうの在地武士と考えられる興福寺国民の秋山氏のもとに入ったことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android