月夜の蟹(読み)ツキヨノカニ

デジタル大辞泉 「月夜の蟹」の意味・読み・例文・類語

月夜つきよかに

月夜には蟹は月光を恐れてえさをあさらないので肉がつかないといわれるところから》やせて身のない蟹。転じて、中身のないことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月夜の蟹」の意味・読み・例文・類語

つきよ【月夜】 の=蟹(かに)[=蝤蛑(がざみ)

(月夜には、蟹(かに)貝類は月光を恐れて餌をあさらないので、やせて身(肉)がつかないといわれているところから) やせていて肉の少ない蟹。転じて、身がない、内容がないの意のしゃれ。また、知能程度の低い人のたとえ。つきよがに。
※雑俳・水加減(1817)「案に相違・月夜の蟹な蔵構」

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