月曜閑談集(読み)げつようかんだんしゅう(英語表記)Causeries du Lundi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「月曜閑談集」の意味・わかりやすい解説

月曜閑談集
げつようかんだんしゅう
Causeries du Lundi

フランスの批評家サント=ブーブの文芸評論集。雑誌『コンスティテューショネル』『モニトゥール』に月曜日ごとに載せた論説を集めたもので,11巻 (決定版は 15巻) ,1851~62年刊。さらに『続月曜閑談』 Nouveaux Lundis (13巻,1863~70) がある。作者みずから「精神博物誌」というように,文学者の個性研究に,観察分析,総合の科学的方法を導入したこの批評方法は,今日にいたる文芸批評に多大の影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android