月経閉止(読み)げっけいへいし

百科事典マイペディア 「月経閉止」の意味・わかりやすい解説

月経閉止【げっけいへいし】

閉経とも。更年期の女性の月経が完全に停止すること。規則正しい月経が突然閉止する場合は少なく,量,周期が不規則となり,数ヵ月〜数年を経過して閉止するのが普通。このような経過をたどるのは,卵巣機能の衰えとともに,卵胞発育排卵が不規則になるためで,また無排卵性月経になることもある。近時,閉経はおそくなっており52〜53歳が多い。40歳以前の閉経を早発閉経といい,卵巣機能不全など内分泌機能障害,伝染病,代謝異常疾患などが原因になりやすい。55歳以後の閉経を晩発閉経というが,子宮筋腫(きんしゅ),子宮癌不正出血を月経と誤認している場合があるので注意を要する。
→関連項目想像妊娠

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