デジタル大辞泉
「月輪熊」の意味・読み・例文・類語
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つきのわ‐ぐま【月輪熊】
〘名〙 クマ科の哺乳類。体長一・四~一・七メートル。体は黒く、胸に普通三日月形の顕著な白斑
(はくはん)がある。
ヒグマより小さく、吻
(ふん)は短くて細く、目がやや
前方につく。
森林にすみ、雑食性で、木登りがうまい。冬は樹の穴・岩穴などで冬眠し、一~二月に一~二児を産む。日本のほか、中国・
朝鮮・ヒマラヤなど東アジアに分布する。日本では、本州、四国に生息、九州は絶滅したと考えられている。
胆嚢は
古来から
熊胆(くまのい)と称し、
消化・
解毒剤などの
薬用として珍重された。くろくま。ひまらやぐま。にほんぐま。《季・冬》
※雑俳・媒口(1703)「しろいもの月の輪熊のよだれ掛」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
月輪熊 (ツキノワグマ)
学名:Selenarctos thibetanus
動物。クマ科のクマ
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報