精選版 日本国語大辞典 「月雇」の意味・読み・例文・類語
つき‐やとい ‥やとひ【月雇】
〘名〙
① 一か月かぎりの約束で雇うこと。また、その雇われた人。
※御触書寛保集成‐四一・享保四年(1719)一一月「月雇十日雇廿日雇等之者」
② 月々の給料を定めて雇うこと。また、その雇われた人。
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… 武家奉公は中世の末期まで譜代奉公をもって本来の姿とした。しかし,近世に入るとそれは漸次人宿(ひとやど)(口入屋(くちいれや),桂庵(けいあん)),日用座(ひようざ)を通じて雇用される百姓,町人による給金めあての一季(いつき),半季の出替(でがわり)奉公や月雇(つきやとい),日雇へと移りかわっていった。江戸幕府は慶長(1596‐1615)のころから一季奉公をしきりと禁じ(これは一季奉公人の多くあったことを示すものであろう),軍役の確保のため譜代奉公の維持につとめた。…
※「月雇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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