有難山の鳶烏(読み)ありがたやまのとんびからす

精選版 日本国語大辞典 「有難山の鳶烏」の意味・読み・例文・類語

ありがたやま【有難山】 の 鳶烏(とんびからす)

ありがたいの意の「有難山」に、「鳶烏」を添えた語。「鳶烏」には特に意味はなく、このほか寒烏(かんがらす)」「宝心丹(ほうしんたん)」「時鳥(ほととぎす)」など種々の語を添えた。
洒落本南閨雑話(1773)怖勤の体「『よしよし。是は有難山のほうちんたん』と、茶づけにしてざらざら」
黄表紙金々先生栄花夢(1775)「これはありがた山のとんびからす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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