服忌(読み)ブクキ

デジタル大辞泉 「服忌」の意味・読み・例文・類語

ぶく‐き【服忌】

ぶっき(服忌)

ぶっ‐き〔ブク‐〕【服忌】

親族が死んだ時、一定期間喪に服すること。

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精選版 日本国語大辞典 「服忌」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐きブク‥【服忌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 喪服を着ることと汚れを忌んで慎むことの意 ) 父母その他、親族の死に際して一定期間喪に服すること。忌服
    1. [初出の実例]「左大臣と弟の大納言と、雅信・重信の二人は、服気にて出仕なかりけり」(出典:愚管抄(1220)三)

ぶく‐き【服忌】

  1. 〘 名詞 〙ぶっき(服忌)

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世界大百科事典(旧版)内の服忌の言及

【忌服】より

…服忌ともいい,死が発生してのち一定期間,喪服(凶服)を着て家に忌みこもること。〈忌〉は死のけがれにより家に謹慎することであり,〈服〉とはもと素服(そぶく)を着ることである。…

【忌服】より

…服忌ともいい,死が発生してのち一定期間,喪服(凶服)を着て家に忌みこもること。〈忌〉は死のけがれにより家に謹慎することであり,〈服〉とはもと素服(そぶく)を着ることである。…

【穢】より

…本来は宗教的な神聖観念の一つ。罪と災いとともに日本古代の不浄観念を構成し,これを忌避する,忌(いみ)または服忌(ものいみ)の対象をいう。記紀には穢,汚,汚垢,汚穢,穢悪などと表記され,またケガラワシともキタナシとも読まれる。…

※「服忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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