朝原(読み)アシタノハラ

デジタル大辞泉 「朝原」の意味・読み・例文・類語

あした‐の‐はら【朝原】

奈良県北西部、北葛城郡王寺町から香芝町にかけての丘陵。「片岡の朝の原」と続けて詠まれた歌が多い。[歌枕
「明日からは若菜つまむと片岡の―は今日ぞ焼くめる」〈拾遺・春〉

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精選版 日本国語大辞典 「朝原」の意味・読み・例文・類語

あした‐の‐はら【朝の原・蘆田の原】

  1. 奈良県北西部、王寺町あたりにあった野。
    1. [初出の実例]「霧立ちて鴈ぞなくなる片岡の朝の原はもみぢしぬらん〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋下・二五二)

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