朝倉家記(読み)あさくらけき

改訂新版 世界大百科事典 「朝倉家記」の意味・わかりやすい解説

朝倉家記 (あさくらけき)

朝倉始末記》の異本の一。数種の朝倉氏関係文献を収集筆写した《朝倉家録》(富山県立図書館蔵)所収のものは,応仁の乱中朝倉氏東軍に勧誘した幕府政所伊勢氏の書状長享・延徳年間(1487-92)の足利将軍の朝倉退治にかかる古文書を含んでおり,台頭期の朝倉氏の政治的動向および幕府内部の動向が知られる点で貴重である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android